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このコーナーは、まりおんが思いつきでグローランサに関する種々雑多な話題を提供するものです。

 

Elmal (00.06.05)

 エルマルのカルト(未完成版)が glorantha.com で公開されました。

 ほへー。やっぱりエルマルはサーターで信仰されていたんだあ。イェルマリオはエルマルの兄弟ですか? んで偽ってエルマル信仰の中に入り込んで信者を奪っていて、それをターカロールが陽の天蓋へわけたと。うむむ、一応筋は通るなあ。

 これで「Thunder Rebels」にエルマルが収録されるのは確定したわけですが、イェルマリオはどうなんだろう? 
 やはり基本ルールだけでプレイするのはかなり辛いので (^^; 、RQの「グローランサの神々」に相当するプレイヤーブックが早く出てくれることを願います。いや、ストームブルだけでもなんとかしてや。

Prax Pack? (00.05.26)

 Hero Wars が発売されましたが、やっぱりというかなんというか、Tales of the Reaching Moon の設定とはかなり違う部分とかあったりします。その関係で一時 Nick Brooke (Reaching Moon Megacorp の中心人物)がいろいろ言ったりしてすったもんだがあった模様ですが、まあ新設定が出てきたら仕方のないところでしょうなあ。

 で、懲りないと言うのか (^^; 、今度はファンのあいだで「Hero Wars 向けのプラックスパックを作ろう!」という動きが盛り上がっています。というのは、Issaries 社は「プラックスは当面のところ扱わない」と宣言しているからです。なら、俺達がやってやろうじゃないか…昔のデータならいっぱいあるしさ。という事の運びの模様。

 Hero Wars では精霊信仰に関するルールが大幅に変わっているので、これをどうするかという問題はありますが、「ドラスティック・レゾリューション プラックスの書」の設定を使うなら Hero Wars の方がやりやすいというのが僕の見解。おもしろいものができるかもしれません。

 私は、「グリフィン・マウンテン」を Hero Wars 向けにコンバートできないかなー、と考えております。ヴォタンク族用の精霊魔術の記述を書いて、イェルマリオ(サルカントゥス)のカルトを書いて、主要NPCをコンバートして…とか。RQ者なら「グリフィン・アイランド」は持ってるだろうし、いずれ英雄戦争では「巨人戦争」に関わってくる地域であるのでそのへんもおもしろかろうし。

 まずはイェルマリオのカルトですが、これHWの基本ルールには載ってないんですよね。ファンが作ったHW向けカルト記述なら一応あるんだけど。ヴォタンク族は、ドラスティック:プラックスとグリフィン・アイランドを参考にすれば簡単に作れそうではありますが…

 協力者募集(笑)。 

イェルマリオの真実 (00.03.20)

 www.glorantha.com の今月のQ&Aで、イェルマリオに関する公式見解が示されました。

 まあおおまかなところは前回の話(エルマルとイェルマリオ(2))と違わず、というところ。ただイェルマリオという名前が「イェルムの光」を指す称号であった、というところが上手いと思いましたね。すなわち、アンティリウスもイェルマリオだし、ナイサロールもイェルマリオかもしれないということで。まあ現在生き残っているカルトは、第2期のサルカントゥスというカルトらしいですが。ドラゴン・パスの陽の天蓋領はエルマル信者の改宗者が作った自治領であると書いてあるので、陽の天蓋領がエルマル信者の自治領かも、という説は間違いだったようです。ただエルマル信者が現在どうなっているかのかについては触れられておらず、いまだ謎のまま。「Sartar Rising !」が出るまで待つしかないのかなあ。

HWルールブック、最初の3章を公開 (00.03.06)

 www.glorantha.com で、Hero Wars の最初の3章(ゲームを始めよう、キャラクター作成、キャラクターキーワード)が一般公開されました!
 GTA メンバーでなくても、これでキャラクター作成まではできるようになったわけです。β版から変更になったところもありまして、ただいま印刷して読もうとしているとこ (^^) 。

 特に興味深いのが「文化キーワード」。サーター、ルナー、黒馬領、グレイズランドのPC作成が可能となっています。
 魔道社会である黒馬領がどう描かれているのか、またグレイズランドの精霊(神々)がどうなっているのか、ちょっと楽しみです。
 ルナーも「ディーゾーラは武器を持つことが可能」とか、いろいろおもしろげな事が書いてあります。ぜひご一読を。

黒馬領と書いてなんと読む? (00.03.03)

 最近、ヒロキ氏のホームページで黒馬領の俺設定が公開されている。いろいろデータもついてかなり力作。ゴブリンがいたりするところがかなりおもしろげである(笑)。一読あれ。

 ところで、Glorantha Digest には、「Sartar Rising !」(サータープレイヤーブック)に載る「黒馬領」の原稿が完成した、という報告があがっていた。黒馬領がとりあげられるのは、ドラゴン・パスで魔道を使っている文化がそこだけだからだそうだ。なるほど。精霊魔術PC向けの文化としては、グレイズランドがとりあげられるとのこと。

 んで黒騎士団のことがちょっと書いてあったんだが、PCは基本的にをプレイするんだそうだ。……ってオイ(笑)。

 いや、以前のグレッグのコンベンションレポートで、「PCは全員馬だった」と書いてあって何の冗談かと思ったら本気だったのか(笑)。うーむ、イカスというかなんというか……

 馬といっても知性はあるし、地獄の馬だから問題はない……のか? 騎士はもちろん重要だけれど、黒馬の方が実は主導権を持っているらしい(Senior Partner と書いてある)。あと、黒馬領のイメージは清教徒の支配する国、といったものだとか。エシルリスト卿は、神知者以前のマルキオン教の教えをかたくなに守っているのだそうだ。

 ちなみに、アメリカの3月の書籍販売予定表にHero Wars が載っていたそうだ。こ、今度こそ本気なのか?>グレッグ 

東方神話 覚え書き (00.02.21)

 ちょっと思うところがあり、東方の神話について読んだりしています。

●周期(Cycle)

 いままで5つの周期があった。「創造の周期」(Creation Cycle)、「大神の周期」(High Gods Cycle)、「神々の周期」(Gods Cycle)、「亜神の周期」(Demi Gods Cycle)、そして現在は「人間の周期」(Human Cycle)の末期にあたり、周期の変わりに起こる大変動(英雄戦争)が予言されている。

 ヒンドゥー教の「ユガ」の思想?

●悟り

 Mysticism、なんと訳すかだが、「悟り」と意訳してしまった方がいいんではないかと思い始めている。

 大きく分けて「正当派」(Orthodox)と「意識派」(Manifest)があって、「正当派」は隠者になってグローランサから解脱?するのを目的としているのでPCには向かない。「意識派」は世界と合一することを目的とし、こちらがPC向け。

 悟りに失敗するとむしろ巨大な力を得る。シェン・セレリスとか、東方の魔の元締め、オォルス・サーラー(Oorsu Sara)もその口。

 悟りを目指す者はごくごく一部で、普通の人は島々の小神(サリリゴールとか、ルマクヴォクソーランとか)を信仰することで満足している。

●魔族?

 東方諸島にはアンディン(Andin)という種族がいる。いろいろな姿形をしており、人間より強力。世界の法(Cosmos)にそむく「反神」(Antigod)を信仰しており、アンディン諸島を根城とする。その王である“貪婪王”デック・オォル(Dech Oru, the Gouger of Flesh)は、東方諸島に敵対意識を持っている。

●雰囲気

 Tales #17 を読んだところでは、そのままポリネシア〜という感じだったが、神話を読むとむしろ東南アジア(バリ島とか)の雰囲気もあるなあという気がしている。

Hero Wars 出版計画 (00.02.18)

www.glorantha.com によれば、Hero Wars は3月発売。
当初ルールブックは1冊の予定でしたが、「プレイヤーブック」「ナレーターブック」の2冊に分かれるとのこと。

プレイヤーブックは基本ルールとオーランス、ルナーPCを作るための情報。これがペーパーバック256p. って、かなり分厚いんでかなり踏み込んだ情報まで入ってるんでは?と噂されてます(ルナーブック、サーターブックからいくらか情報出してるんでは?という邪推ですな)。
ルナーとサーターに絞った情報、ということで、魔道とか秘法とかのルールは載ってないかも。いや、ルナー魔道とか啓発とかあるから載ってるかな? 値段は$19.95。

「ナレーターブック」は上級ルール(ヒーロークエストとか)とナレーターのマスタリング法、あとはサンプルの集団とか生物とかが載って112ページ、$14.95。

Delux Box Set ($44.95)は以上の2つと地図、サマリ、「Vision of Glorantha」という小説が入った内容に変更されました。Intro to Glorantha ($14.95)は別売になります。

あと、HWのルールサマリが一般公開されました。
http://www.glorantha.com/products/samples/hw_synopsis.html
です。これじゃあさすがにプレイはできそうにないですが....

んで、その後は、予定をくりあげて「Anaxial's Roster」(クリーチャーブック)が出るそうです。そのあとが「She Guards Us」(ルナー・プレイヤーブック)、「Sartar Rising!」(サーターガイドブック)と続く予定らしい。

もういいいかげんIssaries は狼少年状態なんで(笑)、気合いを入れてちゃんと出してほしいなあ。

エルマルとイェルマリオ(2) (99.12.23)

……前回は本題に行く前に話が終わってしまいました(笑)。

 さて、エルマルは現在もサーターで信仰されているんでしょうか?
 結論から言えば、Yesしかし、イェルマリオ・カルトに押されて劣勢、というところのようです。

 「グローランサ年代記」によれば、イェルマリオ・カルトは実は、創立されて60年足らずの新興カルトということになっています。……というと、「じゃあ太陽領のイェルマリオはなんなんだ!」という声も出てくるでしょう……「サン・カウンティ」では、太陽領の創立が877年ということになっているからです。またグレッギングか、嗚呼!

 ……と嘆くのは簡単なんですが(笑)、実はこれは、こういう事のようです。

・ 第二期に「原イェルマリオのカルト」というべきカルトが存在した。
・ このカルトは、ほとんどの地域で滅んでしまった(ドラゴンキル戦争のため?)。しかし辺境地方にわずかに残った(ゆりかご河流域など)。
・ 60年ほど前、エルマル信者のモンローフはゆりかご河流域に生き残っていたカルトを改革して新カルトを創立。
・ このカルトの宣教師は各地に散在する「原イェルマリオのカルト」を改革・統合、「イェルマリオのカルト」を統一
・ さらに、イェルマリオのカルトはエルマル信者を改宗していくことで勢力を拡大しつつある。

 これを鑑みて「サン・カウンティ」の「光の譜」(歴代太陽領伯爵のリスト、p.5)を読んでみると、1550年以前の太陽領伯にはバイソン族、インパラ族など遊牧民出身の伯爵が多くいる(というか、ほとんど)ことがわかります。ということは、改革される前のカルトでは少なくとも馬に関する加護と制約は無かった、ということになります(プラックスの遊牧民は馬に乗れない)。このように、おそらくカルトは改革によって大きくその性質を変えています。改革者はこれを「古き善きカルトのかたちに戻った」と主張したでしょう。こうして、カルト自体は60年の歴史しかないものの、800年の歴史を持つと主張することが可能となったのです。

 ……詳しくは、MOB氏(「サンカウンティ」の著者)の「太陽領秘史」にて(来年には公開できるかなあ)。

 んで、「グワンドルのサガ」で第4話以降、敵役としてクローズアップされてくるのがゴルド族という氏族なんですが、この氏族はエルマルからイェルマリオに改宗した氏族、ということになっています。彼らを見ていくことでサーターにおけるイェルマリオのカルトがどんなものかが明らかになってくるでしょう。

Anime の国のグローランサ (99.12.17)

メーリングリスト「Glorantha Digest」で、最近「グローランサを映画化するならキャストはどんなのになる?」という話題で盛り上がっています。そんな中で、「いっそOVAはどうだ」という意見が(笑)。「ヨシアキ・カワジリあたりに作ってもらって」……ヨシアキ・カワジリって誰だ? 英語で声優って Voice Talent っていうのか……いや、そうではなくてだな。「7巻ぐらいで」って、指定がえらい細かいのが笑えます(笑)。

 アニメというなら、大和桂子嬢のファンジンが雰囲気近いんでしょうかね。
 声優はでんでん分からんのですが、アーグラスはクレヨンしんちゃんの声あたりでどうでしょうか(笑)。

エルマルとイェルマリオ(1) (99.12.11)

 コンピューターゲーム「Kinf of Dragon Pass」では、様々な神話を読むことができます。世界設定の説明ということの他にも、様々なヒーロークエストを成功させるためにはどうしても読んで(覚えて)おく必要があり、ゲーム的にうまくとりいれてあるなあ、と感心しきり。

 神話には「ダイジェスト」、「一般に知られている話」、「一般には秘密とされている話」(カルトの秘儀)の三段階あり、三段階目まで神話を集めておかないとヒーロークエストの成功はおぼつかないのです(まあヒーローが強力なら別ですが)。ちなみに「グローランサ年代記」で語られているのは「一般に知られている話」レベルのものです。(だから、たとえば「オーランスとアロカ」の神話には隠された真実があったりする……)

 ゲーム中には、「年代記」なんかでも語られていない新しい神話がいくつも語られますが、その中に「エルマル、ステッドを護る」(Elmal Guards the Stead)の神話があります。どうも、これが「エルマル」という神の中心神話みたいですね。ちなみに、まえに私がどっかに書いた「エルマルのカルト」の神話とはぜんぜん違うぞ(笑)。

 概要は次のようなもの。

 ――「光持ち帰りし者たちの探索」に旅だったオーランスに後事を託されたエルマルは、嵐の部族を襲う様々な混沌神と戦い、これを撃退します。しかしエルマルの力の源がオーランスへの忠誠心だと見抜いた混沌神“虚言者”(Teller of Lies)は、様々な姿――太陽神殿にいた頃の恋人、殺された皇帝など――で現れ、エルマルの忠誠を揺るがそうとします。しかしエルマルはそのたびに“虚言者”の嘘を見抜き、ついには“虚言者”を内部から破壊します。こうしてエルマルはオーランスが探索から帰るまでステッドを護ったのでした。――

 僕はエルマルの氏族でプレイしているんですが(“まりおん”としては当然(笑))、「秘密とされている神話」まで読んで、イェルマリオンからエルマリに転向しました(笑)。いやあ、エルマルかっこええわ〜。フマクトとはまた違ったストイックさがいいですね。

“今月の神話”ダイジェスト:「オスリラとショーグ」 (99.12.06)

どうも GTA-jp で Glorantha On Line の記事を翻訳するというのはしばらくおあずけみたいなので、「Myth of the Month」をダイジェストで紹介していくことにしました。ダイジェスト版なんで、詳細は 本家 の方を読んで下さいね。

神話:「青い竜ショーグ」
神殿:イェルム神殿
時代:「小暗黒」時代/オヴォスト王朝期
舞台:ダラ・ハッパ

登場人物

オスリラ(Osrila):河の女神
ショーグ(Sshorg):オスリラの母神、スラーマクの娘;ショーグ海の女神
シャーガシュ(Shargash):破壊の神、太陽神イェルムの息子;赤い惑星の神
オラヴィノス(Oravinos):第6代ダラ・ハッパ皇帝
ケンダサルス(Kendathalus):皇帝の兄弟:シャーガシュの戦士

ダイジェスト

宇宙の皇帝イェルムの死後、河の女神オスリラは反乱を起こした。シャーガシュは彼女を元の河道に戻そうとしたが、彼はオスリラをひとたび拒絶していたので、彼女に触れることは「誓い」を破ることになってしまう。シャーガシュは失敗する。

そこでシャーガシュの戦士、ケンダサルスは皇帝の命を受け、“エンティカ”という魔法の槍を使いオスリラを殺す。オスリル河は死に、水は澱みはじめる。

これを知ったショーグは復讐を誓う。巨大な津波となったショーグはダラ・ハッパへ押し寄せる。ケンダサルスは再び“エンティカ”を使いショーグと戦うが、あまりに巨大な竜に対して効果はなかった。ケンダサルスは津波に飲み込まれて溺れ死ぬ。

これを見ていた皇帝は言った。「この玉座は世界の頂上にある。もし足下が濡れでもしたら、朕は諸君らに謝ろうではないか」。だが皇帝と廷臣は津波に飲み込まれた。津波はシャーガシュの惑星まで達したが、シャーガシュは盾でこれを押し戻した。

こうして「大洪水」によりダラ・ハッパは滅びた。

「クレタ人の嘘」 (99.12.02)

グレッギング、という言葉が一人歩きしはじめて久しいが(張本人が言うのもなんだが(笑))。「King of Dragon Pass」をやってみた感じ、どうもサーターの設定はかなり変わっているらしいぞ。とか言って不安をあおってみたりして(笑)。ただ、実はサーターの設定ってRQでは行われていない(たとえば「ゆりかご河」のオーランスのカルトだって、プラックスの信仰の解説であってサーターのものではない)ので、正確には新しく設定された、ということだが。どう変わったか、については「グワンドルのサガ」とかでおいおい紹介していくことにします。

で、グレッグ氏が自分の設定変更についてなんと言っているか。ゲイリー・ガイギャックス氏みたいに「One True World」なんて幻想は抱いていないんだけど……グレッグ氏曰く、

「グレッグの言うことは、全て嘘である」。

これを氏本人が言っているところが問題なんですよねぇ(笑)。

 神は知っていない (99.11.22)

Glorantha Digest にておもしろい話題。「神は入信者についてどのくらい知っているのか?」という質問。ちょっと悪さするとすぐ復讐精霊が送られてきたりするんでしょうか?

Kevin Rose 氏は、Wyrm's Footprints 誌のグレッグ氏の記事を引き合いに出して、「神は入信者の行動をいちいちチェックしていない」と回答しています。人間が神を完全には理解できないように、神も人間を理解できないのです(ただし、ルーンレベルは別問題)。

99年夏コミ本の感想2  (99.11.04)

な、なんだか凄い間が空いている気がするし、もうすぐ冬コミのような気がするケドcap_ase2.gif (142 バイト)。気にせずいってみよー。

お次は日の出工房(SRF)さんの「GuideLine vol.7 Final Mission」

SRFさんの本はRQのルールと密着した記事(戦術論、魔法の使い方 etc.)が中心となっており、資料中心のTOMEや、論考中心の「ジオ亭通信」なんかと明確にカラーが違います。「TOMEの記事はおもしろいというより貴重だ」と言われたことがありますが(笑)、GuideLine は「セッション感覚のおもしろさ」を追求した本だと言えるでしょう。

これで最後の本ということで、ちょっと寂しい気がします。グローランサ関係のファンジンの中で「GuideLine」の目指す方向をやっているものは皆無(海外含む)なので、できればもうちょっと続けてほしいなあ。まあ編集長の苦労を考えると無責任に「出して出して〜」とは言えませんケド。今後は、インターネットでの新記事公開や、「UpStep」のVol.3に期待しましょう。

さて内容ですが、最終回ということですでにおなじみになった「魔法講座」や「人間観察日記」などと、いままでの総集編(オールキャラ大集合)が中心となっています。「魔法講座」の魔道士ラフティミスはすっかり有名になって、SRFさんのホームページでは特別コーナーができているほど。いやあ、このシリーズを読むと、なぜにオーランシーに魔道士(Sorcerer)が「妖術師」よばわりされているか分かろうかというもんです。「魔道でメイドさんを作ろう!」シリーズ、今回もあまりに凄すぎます(笑)。

キャラクターは懐かしいのも登場して感無量な感じですね。SRFさんのキャンペーンものの登場人物の中では、“にわとり係”ライナが一番気にいっていたんですよ。はじめてカルトを訳したのってヴィンガだったし。何号だったか忘れましたが、「にわとりのカルト」は傑作だったと思います(笑)。彼女もインターネットのどっかでまた会いたいもんです。

翻訳はクラロール、ノーラッグ、オデイラとインキン。クラロールは暗黒のサソリの女神(バゴッグにあらず)、ノーラッグは「冬の女神」イノーラの別名、オデイラとインキンは狩人の神+シャドウキャット。オデイラとインキンは、「グワンドルのサガ」の登場人物キャモアルが入っているカルトですね。

あと個人的には「日の出工房活動記録」がおもしろかったです。修羅場の阿鼻叫喚が伝わってきますねえ(笑)。……まさみさんの「腰抜け〜」発言はコミケ後の打ち上げのときだったよなあ。しかし、あの人も計算高い(笑)。

あとこれは僕の本だけかもしれませんが、背のノリが弱くて一部分解してしまいました。他の人は大丈夫だったかな? 「全部手作り」感が出ていてこれはこれで面白いですけどね(笑)。

99年夏コミ本の感想1  (99.08.21)

今年もたっくさんの本が出ましたね。僕自身は夏コミには行けなかったんですが、Yelmさん、横山さん、梅村さんの売り子さんに代理で購入してもらいました(多謝!)。いずれ「れびゅー!」で詳しいことはやるつもりですが(そういや全然更新してないぞ)、簡単に感想など。

今回の夏コミの要約:なぜかイェルマリオ大人気(?)

まずジオ亭通信社さんの「ジオ亭通信#9」。毎回安定した作りで安心できます。特集は「太陽領――文化と宗教」。

太陽領がカルト教団のコミューンである(現在一般に、オウム真理教などに対して使われる意味において)という説については、「プラックスの太陽領に限定するなら」という条件付きで賛成できます。

僕は常々「太陽領のイェルマリオ信仰の形態が果たして普遍的なイェルマリオ信仰なのか?」という疑問を抱いているんですが、それは最近「Secret History of Sun County」(これも、このホームページ開設時から翻訳予定なんだけど全然進んでないにゃー)などで、「太陽領のイェルマリオ信仰にはテシュノスのソマーシュ信仰の影響がある」という事が明らかにされているからです。サーター、ターシュ、ホーレイなどの他のイェルマリオ・カルト(というか、神の名前が地方によって違っているので、「陽の天蓋カルト」と言った方が正確な気がする)が太陽領のイェルマリオと同じようなカルトであるか、というと大いに疑問であると言わざるを得ないと思います。サーターの陽の天蓋寺院は、もしかするとエルマル信者の自治領かもしれないしなあ。

まあ、論旨自体には全く異論は無いです。論の最後にあるような「太陽領の崩壊」があるとすれば、それは1624年のアーグラスのパヴィス解放の時になるんじゃないかな。コーフルーからパヴィスへ向かうには、不可避的に太陽領を通らなくてはならないから(太陽領がルナーにつく可能性はかなり高い)。

あと、Vampire.S 氏の論文もおもしろかったんだけど、感想を書くと長くなりそうなので「れびゅー!」のときに回します(笑)。ただ、「熱無き光」のルーンについては、「惑星(太陽の光を反射して光る天体)を持つ神が持っているルーンである」という説を披露しておきましょう。イェルマリオはライトフォア(前駆星)の神であるという説がありますし、デンダーラ、ロカーノウスなんかも惑星を持ってますしね。ナイサロールについては、その時代には惑星があったのかも、としか言えませんが。あと、陽の天蓋カルトがヴァンチあたりのセアード地方で優勢なカルトである、という説はほぼ当たっていると思います。

次はほへーさんの「Y.O.Y.O.」。イェルマリオ本です。

今回からは「よくわかるグローランサ」ではなく「実践グローランサ」だそうで。そういやホームページにもシナリオをプレイして云々、と書いてあったなあ。今回の登場キャラもみんな立っていて面白いです。特にノン・タンとドカッチ隊長がいいですね。

全員イェルマリオの民兵でプレイする、ってのはなかなかやったことある人はいないんではないでしょうか。大体、オーランシーの中の傭兵だよね。でもよく考えると、それってけっこう異常かも、と思ったりした。PC全員イェルマリオ、というのはイェルマリオの弱さを隠蔽するいい手段かもしれない。みんな団結するだろうし(笑)。

で、ドカッチ隊長の「イェルマリオの戦士たるもの、イェローナカルトから呪文をもらわなければ一人前ではない」、っていう言葉は、真実なだけに悲しい(笑)。ところでドカッチ隊長の秘密は次巻(ストーム・ブル特集?)で明らかになるんでしょうか?

う、書き始めたらけっこう長くなってしまった。ということで、続きます。


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